社員インタビュー

大近には、夢や希望をいだいて働いている個性的な社員がいます。
そんな社員の仕事に対する想い、エントリーするみなさまへのメッセージを紹介します。

井口康輔さん 井口康輔さん 井口康輔さん

自分で売り場をつくり、
自分で管理する商売の
やりがいを感じられる職場

2016年入社
井口康輔さん
農産担当/パントリー明石店勤務(取材:2019年11月)

キッカケは、コンビニバイトと食品添加物への不安

キッカケは、コンビニバイトと食品添加物への不安

学生時代はコンビニでアルバイトをしていました。お客様や店長と過ごす日々のなかで、接客する楽しさや商売のおもしろさを知り、「将来は小売業に携わりたい」と思っていたある日。講義で食品添加物のことを学んだんです。誰もが口にするファストフードには、保存料・甘味料・着色料などのさまざまな食品添加物が含まれている。「自分が食べても短期的には影響ないかもしれないが、自分の子ども、そのまた子どもにも影響がないかというと、それは“わからない”」……。そうした事実を知って以来、食と健康について興味を持つようになりました。調べていくうちに、食品添加物を使用しない食品づくりにこだわるスーパーマーケット・パントリーにたどり着き、大近を知りました。就職活動では大手スーパーマーケットの試験も受けはしましたが、活動当初から「入社するなら大近だ!」と決めていました。

生産者のこだわりを理解し、お客様に伝える・届ける

生産者のこだわりを理解し、お客様に伝える・届ける

入社後の研修では、3か月で各部門をすべて研修して、スーパーマーケットの仕事をひと通り学びます。そこから本人の適性や人員バランスを考慮して、各部門に配属されます。もちろん、自分の希望を出すこともできます。もともと果物が大好きだった私は、農産部への配属を猛烈にアピール!ありがたいことに希望がかない、現在農産部で3年目を迎えています。
野菜や果物は、無農薬や有機栽培など、生産者のこだわりが特に色濃く出るジャンルです。また、それぞれの旬や味の特長、調理法なども頭に叩き込んでおかないと、季節感あふれる魅力的な売り場は作れません。「これっておいしいの?」「これって甘いの?」と、お客様から直接尋ねられることも多く、自分で味わっておくことも仕事のひとつです。自信を持っておすすめできるよう、自分の舌で野菜や果物そのものを体感し、その感覚を言葉にできるように心がけています。正直に言うと、自分の好きなものを季節を先取りして試食できるのも嬉しいんですよね(笑)

お客様に一番近いところで、パントリーの信頼を担う

お客様に一番近いところで、パントリーの信頼を担う お客様に一番近いところで、パントリーの信頼を担う お客様に一番近いところで、パントリーの信頼を担う

野菜や果物を扱うむずかしさは、「中身が見えない」ことです。商品は、配送されて来たままに店頭に並べるワケではありません。ハリ・ツヤ・ヘタの具合などをチェックして、店頭に出すべきかどうかを判断してから陳列します。お客様に「売る」ことを決めるのは、自分です。ですが、結局そのものの味は、食べた人にしかわかりません。
たとえば、リンゴは外見では味を判断しづらい果物のひとつです。中身だけが茶色く傷んでいることもあります。外を見ただけではほとんどわからない。時には、お客様からそうしたご指摘やお叱りをいただくこともあります。でも、そうやって教えてくださるお客様こそ、パントリーのことを信頼してくれている方なんですよね。
またそうした指摘はお客様との距離を縮めるチャンスです。それをきっかけにお客様と仲良くなって、これぞと思う商品をおすすめしているうちに、「お兄ちゃんがエエもんっていうんやったら、エエもんなんやな」と、信頼してくださるお客様も増えてきました。
ほかのスーパーマーケットに比べると、パントリーの商品は少し高めの価格です。それでも常連になっていただいているお客様は、「パントリーの商品は、高いけどエエもん」と足を運んでくださっているんですよね。自分の目利きで、会社・店舗が積み上げてきた信頼に傷をつけないように、日々、真剣に商品と向き合っています。

「売り場の経営者」の経験を通じて、商いを学ぶ

スーパーマーケットは、一発逆転がない業種です。他の営業のように、月末にまとめて売れば目標達成というような商売はできません。毎日きちんとコンスタントに売上を積みあげていく地道な商売です。
いま私は、毎日の売り場の写真と売れ方をノートにまとめて、上司に提出しています。実はこの報告、上司に指示されてからもしばらくはほったらかしにしていたんです。すると上司が、「たしかにやらんでもいい仕事やけどな、井口、このままやらへんつもり?」と言われて…(笑)。
大近は、自分で何かに挑戦しようとする人には手を差し伸べ、引っ張りあげてくれる会社です。逆にいえば、自ら動かないならずっと「一店員」のままになってしまうかもしれません。より広い視野に立ち、一つ上のステージで仕事をしてみたいなら、自分で動いた方が絶対におもしろい。それを積極的に応援してくれる会社だと思いますよ。
日々の業務に追われておろそかにした報告でしたが、記録を残しはじめて1年、やっと季節・地域・商品の相関性や、店舗の売り上げや利益の仕組みが見えるようになってきたと実感しています。そんな自分の成長を実感できる機会にめぐまれれば、この大近という会社の持つ環境がますますありがたく思えてきます。私のようなキャリアの浅い社員でも、売り場づくりを任せてもらえるんですから。みかん祭り、パイナップル祭り、自分でいろんなフェアを企画して、仕入れたい商品や入荷数も自分で決めることができる。よっぽど考えの甘い見通しでない限り、アカンとは言われません。
いまの私の目標は、「主任」になることです。主任を簡単に言えば「売り場の経営者」です。そのために身につけねばならない力は、「マネジメント」ですね。実は、数字の管理は苦手なんですよ。商売って、単に売り上げを伸ばせばいいってものではなく、利益も考えなきゃダメ。なら売り上げと利益が管理できればいいのかと言えば、それもダメ。お客様から売り場が、お店そのものが信頼されなきゃダメ。
その信頼を得るには、目先の数字だけにとらわれないことが大切なんだと思います。例えば、いつもは良い品質の野菜を納めてくれる農家さんの商品が、今日はいまひとつだった。そんなときどうするか?価格はそのままか下げるのか、農家の名前は出すのか伏せるのか、あるいはその商品は売らないのか。定評のある農家さんの名前の入った野菜の価格を下げれば、売れるチャンスは広がります。が、名前を付けたままだと農家さんの信用にも関わり、もし値崩れが起きしてしまえば農家さんの経営にも響きます。では、売らないとしたら誰かが損を被らなきゃいけなくなる。さて、何を大切にして、どう判断するのか?答えは人それぞれ、商売人としてのセンスが問われます。
大近には、そんな「売り場の経営者」を経験できる環境がありますし、その経験を通じて「商い」を学ぶことができる会社です。若手にこそやりがいが感じられる会社だと思いますよ。

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